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渓の番兵たち

 渓流釣りをしていると色んな生き物に出会います。人間は彼等の住処にちょっと邪魔させてもらうのです。必ずしも歓迎されてはいません。時には番兵たちの手強い抵抗に出会うのです。


 もしあなたが、渓を遡行中に強烈な獣の臭いを感じたら注意してください。彼はあなたの鈍い鼻でも分かるくらい側にいて、おそらくあなたは彼の風下にいます。もしかすると彼はあなたに気づいていないかも知れません。歌でも歌ってみてください。

まあ色んな生き物と会いますが、基本的にはこちらが侵入者ですので、できるだけ穏便に済ますのが得策だと思います。彼等と上手くやっていくのもこういう渓に入る資格かと思います。

1.ハチ  言わずと知れたスズメバチです。こいつはなかなかに手強いです。まず人間を屁とも思ってません。テリトリーに進入すると、低い羽音を立ててこちらを威嚇しに来ます。私は迷わず迂回します。間違っても彼等と一戦交えようとは思いません。どう考えても勝てる気がしません。不可侵条約が一番です。
2.ヒル  こいつも困りモンです。忍者のように近づいて知らぬ間に血を吸われています。彼等はどうやら熱センサーを持っているらしく、その熱源に対し、上から下からやってきます。以前靴ひもを結び直すのに屈んだら、地面から無数のヒルが立ち上がりムーミンのニョロニョロよろしく揺れていました。もう鳥肌モンでした。とにかく気をつけるしか有りません。ネットを被れば、後は袖口と足下に気をつけましょう。彼等は必ず見えない陰に入ってから吸血します。だもんで素っ裸なら大丈夫だそうです。
3.アブ、ブヨ  とにかくしつこい奴らです。ブヨはネットを被ればまず大丈夫ですが、アブは指先にでも噛みついてきます。耐えられなければ、撤退するしか有りません。東北のアブはこちらの比では無いようですが、私には耐えられそうにありません。
4.ヘビ  まずヤマカガシですねえ。大抵はこっちの数倍向こうがびっくりして逃げていきますが、時々向こう気の強いやつが向かってきますので注意してください。それに彼等は毒蛇ですのでお忘れ無く。
 次はマムシですね。こいつも大抵は向こうが逃げていきます。焼酎漬けは嫌ですからね。滝登り等、ホールドを掴むときはちょっと気をつけてください。大抵噛まれるのは手ですから。
5.サル  こいつは強敵です。頭は切れるし、集団でいるし。樹上なんかで、ギャーギャー威嚇されたら、その渓は、諦めた方が無難です。こちらが10人ぐらいいれば別ですが・・。私は何度か遡行を諦めています。やっぱり一人じゃあ勝てそうにありません。昔私がフリークライミングの岩場で20人ぐらいで練習していると、石を投げて威嚇されました。さすがに20人いるとそれ以上は何もしてきませんでしたが。
6.クマ  まだお会いしたことはありません。ウンコと足跡はよく見ます。僕ら仲間内ではプーさんと呼びます。
7.イノシシ  まだお姿は見ておりません。声は聞いたことがあります。岩の上を飛ぶように逃げました。ブヒブヒと呼んでいます。